26日 4月 2023

私の鍼灸スタイル遍歴

一口に鍼灸と言っても様々なスタイルがあります。

もともと鍼灸は漢方と同様に中国が発祥ですが、日本に入ってきて様々な日本のスタイルが生まれました。（日本人は改良するのが得意ですね。）

私が初めて働いた治療院の先生は、"陰指圧”という治療スタイルで鍼をしていました。痛い部分とは遠い部位のツボで痛みを取ったり、背骨の際の深い所に鍼をするというやり方でした。

その後、その治療院を辞めて、積ジュ治療”という鍼のスタイルを学びました。お腹で診断して背中で治療するスタイルでした。

そしてイギリスに渡って、今私が行っている“東洋はり医学会方式の経絡治療”に出会いました。以降基本的に同じスタイルで治療しています。

日本の鍼灸のスタイルの中でも繊細な感覚が要求されて継続的な研修が必要とされ、修得が難しいスタイルですが、東洋医学的な体の変化をダイナミックに感じられて、自分自身の健康の維持にもとても役立っています。