近年、腸内環境の研究がすすみ、健康や美容また長寿においての重要性が言われるようになりましたね。

昔から「腸は第二の脳」と言われていたり、「腸管免疫」や「腸内フローラ」そして「腸活」という言葉も定着していて、腸内環境をいかに整えるかが健康のカギと言えそうです。

東洋医学のからだの考え方では、腸の働きをとても大事にしています。

「五臓六腑に染み渡る」といわれますが、五臓六腑というのは東洋医学の考え方で、五臓（肝、心、脾、肺、腎）と六腑（胆、小腸、胃、大腸、膀胱）を意味しています。

腸の働きは、五臓の中の「脾」と深い関係があります。食べ物を消化・吸収する「脾」の働きは、「後天の気」といわれる生命を維持するエネルギーとかかわりが深く、他の「臓」の働きの土台となっています。

「脾」の働きに異常がみられると、吐き気や便秘や下痢,食欲不振、また逆に食欲旺盛になりすぎたり、身体の倦怠感があったり、免疫力の低下や関節の痛み、顔のむくみや皮膚のたるみといった症状が出てきます。

「腸活」では、発酵食品や食物繊維を務めてとるようにしたり、甘い物や、冷たい物、グルテンや添加物を控えて、ストレスをため込まず、適度な運動や十分な睡眠などに気を付ける事が必要です。

また、昔からの養生法で言われる「腹八分目」や、たまに一食スキップする「半断食」なども「腸活」には効果的です。

和の波鍼灸スタジオの経絡治療では、五臓六腑の働きのバランスを脈診や腹診などから判断して、そのバランスを整え、温灸でお腹を温めたりして、腸がイキイキとスムーズに働けるようにサポートしてゆきます。

便秘や胃もたれなど胃腸の働きがうまくいっていない方、アンチエイジングやダイエットしたい、うつの改善したい方は、ご自分の生活に「腸活」習慣を意識的に取り入れて、定期的な「腸活サポート」で腸内環境を改善してゆきましょう！